当社は、外国人材への「就職」「能力開発」「定着」「コミュニティ作り」の支援を行い、外国人材の活用を目指す企業に寄り添い、ともに成長することを目的として、設立いたしました。
2014年に私費留学生として来日し、2018年に大学卒業後、岡山県の企業に就職し、物流関連の仕事に従事しました。昼間は仕事、夜間は仕事関連の資格取得のために勉強し、企業における様々な部署の業務に励んでまいりました。また、人材育成チームのメンバーとして研修の企画や運営に携わる中で、人材開発の在り方が企業の発展のために重要だと実感しました。そのため、2020年に岡山大学大学院に進学し、経営学の人的資源の分野に関する研究をしました。2022年に起業を決め、同年に岡山大学大学院を修了しました。
大学で日本語能力を身に着けられたこと、多くの現場で様々な経験をしたこと、それに関連する資格の取得や大学院で人的資源について研究できたことは私にとって大変恵まれた環境だったと思います。一方で、学習意欲を持っていながら学習環境や機会に恵まれず、日本語が上達できないことで、日本での生活や仕事に苦労する外国人も多いです。病気になっても、一人で病院へ行けず、勤務する企業に外国語対応ができるスタッフがいないために困っている外国人は少なくないです。しかし、外国人材の日本語能力を向上させられれば、職場でコミュニケーションが取れるようになり、ミスやトラブルの低減もできるのではないでしょうか。さらに企業で求められる資格を取得できれば、任せられる業務の増加により生産性の向上もできると考えられます。そして、社内の日本人と外国人材の交流ができれば、外国人材は日本の文化をより理解し、地域社会に参加できるようになり、定着を図ることにもつながります。
そのような外国人材の受け入れ、定着、能力開発、コミュニティ作りを、私たちがトータルで支援いたします。外国人材と企業の成長は私たちが全力でサポートいたします。
代表取締役
チャン フィ トン
2014年に来日してから、私は在日ベトナム青年協会岡山支部(VYSA OKAYAMA)で活動し始め、留学生や技能実習生に対する学習と生活のサポートをしてまいりました。また、ベトナム人コミュニティに向けたサッカー大会、バドミントン大会などのイベントの企画・運営・開催に関わりました。特に、毎年岡山大学で開催されていたベトナムフェスティバルでは約1000人ほどの来場者客を迎え、日越交流の発展に寄与し、大きな成果を残しました。その成果により在日ベトナム大使館から特別表彰をいただきました。
2020年にコロナ感染拡大に伴い、ベトナムからの留学生や技能実習生が日本に来られず、活動と組織自体も衰退せざるを得ませんでした。対面の活動は自粛に追い込まれましたが、日本にいるベトナム人を支援したいという意志に変わりはなく、同年度に友人たちと一緒にNPO SHARE & CHILL を設立しました。これは、在岡山の技能実習生や特定技能人材に対して無償の日本語オンラインクラスを行い、地域の人々との交流を促進する団体です。2022年には岡山大学主催のSDGs推進表彰の優秀賞を受賞するなど、多くの企業や団体から高い評価をいただいております。
8年間岡山県でベトナム人支援、ベトナムコミュニティ作り、日本人とベトナム人の交流促進の活動をし、また、岡山大学で2年間人的資源における人材開発を研究してまいりましたが、もっと外国人と日本企業、そして日本地域社会を結びつけたいと考え、TONDERU(トンデル)株式会社を創立しました。両国の人・情報・文化・物・金の架け橋となり、飛ぶ翼という意味がが込められています。企業活動を通じて、両国の文化交流や地域社会のコミュニティ作りによる外国人材の定着を図ることは企業の大きな役割であると考えます。
人、企業、地域、国をつなぎ、日本で最も支援が強い企業になる
企業と外国人材の成長を支援し、外国人コミュニティと地域の活性化を図ることで、日本社会におけるダイバーシティの実現を目指す
挑戦・努力・分かち合い・感謝